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※所要時間：2:28 (分)
■TOEICの問題を解答していくうえで、スピードがいかに大切な要素かはすでに述べたとおりですが、実用的な英語の運営能力を身につけるときに最も重要な要素の一つがこのスピードです。
■例えば、会社で上司からある英文の書類の要点をまとめるように依頼されたとします。たかが２～３ページの書類をまとめるのに、２時間も３時間もかかってしまったら、それがいかに正確であっても、その人の英語運営能力があまり優れているとはいえないかもしれません。もちろん、正確さは非常に重要です。しかし、それもある程度のスピードを伴わなければ、実際のコミュニケーションの場ではあまり意味のないものになってしまいます。
■別の例をあげると、ある単語やフレーズを耳にしたとします。その際、瞬時にしてその意味がとれなければ、実際のコミュニケーションの場ではほとんど役に立ちません。その意味にたどり着くまでに、記憶の糸をたどって１分も２分もかかってしまったとしたら、コミュニケーションはもはや成立しなくなります。
日本人の英語学習者は、正確さにばかり気をとられて、このスピードという要素を忘れていることが往々にしてあります。TOEICで高得点を目指すには、英語を聞くにしても、読むにしても、できる限り早く処理する訓練を積む必要があることを覚えておいてください。
■これからTOEICを受験しようとしている方には、まず「先入観なしに」一度受験してみてください。TOEICという試験がどんなものであるか、実感できるはずですし、また最初に受けたスコアが悪ければ悪いほど、これからの準備次第でおおいにスコアアップが期待できるのですから。では、ご検討をお祈りいたします。
トフルゼミナール
テイエスイングリッシュセンター専任講師 川端 淳司
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