Student Voice
友達と現地スタッフに恵まれた貴重な留学体験
大内 遥路 【専修大付属松戸高校卒】
カリフォルニアのサドルバックカレッジでの二年間は、様々な新しい経験と一緒に始まり、現在は三年目に入り、この短大での最後の学期が始まろうとしている。
サドルバックカレッジはロサンゼルスから一時間ほど南、サンディエゴからも北に一時間のいくつものビーチからも程よい近さの郊外の町にあり、住んでいる人たちの生活水準も高く、安全に生活できる地域だ。ちょっとした休みなどを活用してラスベガスやサンフランシスコ、国境を越えてメキシコなどにも行けて、色々な経験をすることができた。サドルバックは州内の短大ではとても授業や教授の数が豊富で、非常にいいと思う。
アメリカの学校のシステムは日本の高校までとは全く異なっていた。2年前の6月にカリフォルニアのオレンジカウンティーに来てから2年前の初めてのアメリカの短大での学期は授業の取り方すらいまいちよくわからなかったが、今はどの教授が自分に合い、どのようなクラスを、どのようなスケジュールで取るのが一番良いのかわかるようになった。ここでは同じ授業でも、教授が異なれば、教科書、採点方法、レポートの量などが異なるため、どの教授が自分に合っているかというのは特に重要なことだと思う。しかし、常に自分の取りたいクラスと教授が取れるわけではないので、それぞれのクラス、教授に対してできるだけ早く適応することも重要だ。また、本来は2年で4年制大学に編入する予定だったが、途中自分の選考が今のままの経営学でいいのか、それとも薬学や、工学などの理系学部がいいのか悩んだ時期もあった。でも、その時、ここで出会った友達や、TST現地スタッフなどに相談することができたのは、非常に良かったと思う。アメリカ人の友達からは、勉学だけでなく、色々な面での彼らの考え方を知ることができた。日本人の友達からは、現在同じ状況に置かれているもの同士情報交換ができた。TSTの現地スタッフは、ここアメリカで外国人として就職した経験を踏まえて相談にのってくれたからだ。日本に大学に進学していたらなかなか経験することのできない貴重経験をした。
これから、最後の学期にいろいろなことがあると思うが、気を抜かず頑張っていこうと思う。又、最後に、日本で留学の準備として通っていた、トフルゼミナールで学んだことは、今も役立っていると実感しているので、これから留学を考えている生徒の皆様はできるだけの準備をしてもらいたいと思います。
ニューヨーク留学の中で成長したこと
金剛 由英 【フェリス大学卒 編入学】
【Long Island University C.W. Post 在学中】
私は日本の大学で日本文学を専攻していましたが、在学中に美術関係の分野に興味を持ち始め、もっとこの分野の学習をしたいと思うようになりました。その際、もう一度日本の大学を受験することや、編入することなどの考えも浮かびましたが、前々から留学に興味をもっていたため、日本の大学を卒業後に米国大学に編入し、美術関係の勉強をするという形をとりました。
私がニューヨーク州に位置しているこの大学を選んだ理由は、過去に数回マンハッタンの短期研修に参加したことがあり、地理勘がある場所のほうがいいと感じたことと、私の大学での希望専攻が美術関係なので著名な美術館の多いマンハッタンのそばで常に美術に触れていたいという思いからでした。またこの大学が美術関係に強い大学というのも理由のひとつです。
この大学はニューヨーク州に位置していますが、ビルが乱立しているマンハッタンと異なり、ロングアイランドという自然に囲まれた、治安もとてもよい場所にあるので、のびのびとした留学生活を送ることができます。一方、休暇時には、マンハッタンに友達と出かけたり、美術館に行ったりして過ごしています。私にとって、自然に囲まれたロングアイランドと大都会のマンハッタンの両地域を行き来できているということが、とてもいい気分転換や刺激になっています。入学時は、TOEFLスコアが規定点数より、少し足りなかったため、ESLをとりながら、大学の授業を週2日とりました。ESLのクラスは、大学授業とは異なり、毎日ありましたので、国際色豊かなクラスメイトとも交流ができ、次学期からは無理なく大学の授業に移行できよかったと思っています。
アメリカに渡って約2年が過ぎました。日々の生活の中で小さなトラブルはありますが、そのような経験がすべて自分の精神面での成長につながっているのが実感でき、そのことからあやふやだった自分の将来についてなど、少しづつ見据えることが出来るようになりました。今後の課題としては、今まで学んできたことをどのように次のステージに生かすかが重要になってくるので、これから先、この大学やインターンシップなどの経験を経て、自分の将来に向けて更に成長していきたいと思います。


