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アメリカの教育制度

Higher Education in USA


USA-image留学先として最も人気があるアメリカの高等教育機関には、世界約130カ国から67万人を超える留学生が学んでいます。これほどまでにアメリカの大学が世界に人々を魅了するのは、民主主義に基づいた教育に対する理念が確立しているからと言えるでしょう。


アメリカの教育制度は、初等、中等(12年)、その後の高等教育と3段階に分かれており、日本の制度と基本的に似ていますが、日本は文部科学省が一元管理しているのに対し、アメリカでは地域ごとに教育内容から学校運営まで任されています。したがって、地域によって初等・中等の教育の区切り方や学習内容などが異なっています。


教育の基本は、学生の個性を尊重し各人の資質を伸ばすことを目的にしています。高等教育機関においては実学思考が強く、学部課程においては一般教養と実学を絶妙なバランスで学ぶことができます。また、学生の目的に合わせた多様な教育形態を提供しており、学びたい学生をいつでも受け入れる体制が整っています。


さらに、アメリカ留学の魅力の一つに豊富な専攻分野や多彩なプログラムのほか、柔軟な教育システムがあります。日本国内では学べないさまざまな種類の学問が大学レベルで開講されており、将来のキャリアアップを目指して、国際性と専門性を身につけたい学生を世界中から引きつけています。ぜひチャレンジしてみましょう。


アメリカの大学への進学


4年制大学


大学の学部課程は、通常4年間で修了すると学士号(Bachelor Degree)が授与されます。1・2年次では一般教養科目を中心に履修し、3年次より専門課程の履修を始めるため、入学時に専攻を確定する必要はありません。大学は公立・私立合わせて約2,400校あり、大学院課程を持ち研究・リサーチに力を入れている総合大学、一般教養を重視したリベラルアーツカレッジ、芸術科目などに特化した専門大学などがあります。


リベラルアーツカレッジは、伝統的な米国大学教育を特徴づけており、幅広い教養を身につけることを目的とした小規模できめ細やかな教育を行っています。


2年制大学


公立・私立を合わせて約1,700校の2年制大学があって、卒業すると準学士号(Associate Degree)が授与されます。その代表がコミュニティーカレッジで、公立の2年制大学として全米に約1,100校があります。基本的には、地域の住民を対象に多彩な教育プログラムを提供しており、学費が安いことやプログラムによってはアメリカ人学生の年齢層の幅が広いことも特徴のひとつです。


一方、私立の2年制大学はジュニアカレッジと呼ばれ、学生寮をはじめとした各種施設の充実、少人数のきめ細かい指導などで、主として4年制大学への編入を目的とした一般教養プログラムを提供しています。


編入制度


アメリカでは編入制度が発達しており、国内学生でも約4割は、最初2年制大学から始めて4年制大学への編入を果たしています。


とくに4年制大学に比べると、2年制大学は入学条件の緩やかさ、学費の割安さ、小規模でアットホームな環境など、英語でハンディを負う留学生にとっても学習しやすい環境が整っています。しかしながら、単位の編入に関する認定審査などは編入先によっても異なるため十分留意する必要があります。


カナダの教育制度

Higher Education in Canada


CANADA-imageカナダでは、各州や大学ごとに多種多様な教育制度があり、またさまざまな教育機関で運営されています。たとえばケベック州では、日本の高校卒業資格だけだと学部入学の基準に満たないこともあります。こうした点は、進学希望の州ごとに調べることが必要です。


カナダの高等教育は、大学院、4年制大学、2年制大学、ユニバーシティカレッジと4種類に分けられます。とくにユニバーシティカレッジは、2年制大学と4年制大学を兼ね備えたカナダ特有の教育機関で、4年制大学への編入プログラムが常設されているほか、学部によっては4年制大学卒業資格を授与するコースがあるなどの特徴を持っています。


カナダの大学進学


カナダには4年制大学が約90校、2年制大学が約170校あります。4年制大学のレベルの差は少なく、いずれも高水準で留学生にとっての英語の入学基準も高くなります。また、州や大学によって入学に必要な条件や就学制度が異なるカナダの場合、米国に比べると他州への転校や大学間の単位移行などのシステムが柔軟ではありません。学期は2学期制と3学期制で運営している大学が多く、8月から9月が入学時期となります。


こうしたことからカナダへの留学では、入学を希望するそれぞれの州の教育システムや、志望校の個々の制度についてしっかりとした事前調査が重要です。


Community College[2年制大学]


カナダのコミュニティーカレッジは、アメリカの教育制度の影響を受けて誕生したことから類似点が多く、地域住民の職業訓練や生涯教育に主眼を置いているのが特徴です。現在、カナダ全州にわたってACCC(Association of Canadian Community Colleges)という全国組織がつくられ加盟校は約150校にのぼっています。


コースプログラムは、アメリカの短大同様に職業訓練を目的としたものと大学進学を目的としたものがあり、とくに職業訓練コースでは10週間の短期プログラムから、DiplomaやCertificate(終了証)が取得できるコースなど幅広く用意されいます。もちろん学位取得を目的としない留学もできます。


ただし、入学基準は高くTOEFL®スコアで、iBT 80点以上が要求されます。


University・College[主に4年制大学]


カナダには3つのタイプの学校あります。


  1. 学部教育中心でBachelorが取得できる大学
  2. 大学院(修士)課程があってMasterが取得できる大学
  3. 大学院博士課程まである大学(Ph.Dを取得)
です。

大学院があるのは、ほとんどが都市部にある総合大学で設備も充実しており、世界的にみても教育の質が高いといわれています。北アメリカの優秀大学ランキングを評価するゴーマン・レポートによると、工学部門で見た場合ベストテンにトロント大学、マギル大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、マックマスター大学の4校がランクインしています。


カナダの大学の学位は、米国や英連邦諸国の学位と同等に評価されています。


大学入学条件と費用


英語力 TOEFL®iBT 80点~100点
その他条件 出身校または在籍校で作成した過去3年間の成績証明書(申請料は40~100カナダドル)
大学授業料 年間7,000~17,000カナダドル(州や大学の専攻で大きく異なる)。
その他に教科書代や野外活動費などで1,000~3,000カナダドルが必要となる(年間)。
滞在費 大学寮(2人部屋・食事つき) 4,000~8,500カナダドル(8カ月)
ホームステイ 550~900カナダドル(月)
アパート(家具つき・1人部屋) 300~700カナダドル(月/食費・光熱費別途)
アパート(家具つき・相部屋) 300~500カナダドル(月/食費・光熱費別途)

イギリスの教育制度

Higher Education in UK


UK-imageイギリスの高等教育は、長い歴史と伝統を誇るオックスフォード、ケンブリッジ、さらにエジンバラ、グラスゴー、アバディーン、セント・アンドリュースというスコットランドの4つの大学をはじめ、19世紀に英国の地方の町や都市に設立された「レッド・ブリック(赤レンガ)」大学、さらに1992年の法律改正後に既存の教育機関から分かれて創設された最新の大学群までさまざまです。


また、教育システムは日本とは異なった独自のスタイルを導入しており、教育水準が高いことで知られています。


イギリスの義務教育は16歳で終了し(終了時にGCSEを受験)、大学への進学を希望する者は上級高校課程(Sixth Form)へと進学し、高校終了時にはGCE-Aレベルのテストを受験しなくてはいけません。大学進学は、通常この2つのテスト(GCSE/GCE-A)の結果により決定されます。


イギリスの大学への進学


イギリスには約110校の大学があり、うち1校のみ私立でその他はすべて国立の大学です。イギリスの大学は専門分野の教育・研究のみに主眼が置かれており、基本的には修学期間が3年となっています。そのため、大学には日本の高校を卒業してすぐに入学することはできず、留学生は専門課程を進学のために履修しなくてはなりません。


大学準備としては「Aレベルコース」と「ファウンデーションコース」があり、OxfordやCambridgeのようなトップ大学(6校)進学を目指す場合には、イギリスの高校生と同じ資格の「Aレベルコース」の履修が必要になります。また、その他の大学への進学には「ファウンデーションコース」で専門課程における必要知識や、大学での授業の受け方および語学を学ぶ必要があります。


また一部の大学では、Diplomaコース(大学1年次に相当)を経て規定レベルを終了すると、そのまま大学2年次に進学(編入)が可能なプログラムも開講しています。


学士号課程


英国の大学は、バッキンガム大学を除きすべて国立大学です。学士号には、言語、芸術、社会科学などのBA(Bachelor of Arts)、科学関連学科であるBSc(Bachelor of Science)、技術・工学関連分野のBEng(Bachelor of Engineering)などが揃っています。


一部の例外はありますが、英国の学士号は通常3年間で取得できます。また現代言語のコースでは、2年次から3年次の間に1年間海外で勉強します。ビジネスと経営の学士号課程の中には、職場での実地研修を授業の間にはさむ「サンドイッチコース」のシステムをとっている大学もあります。スコットランドでも同様に、通常の学士号課程の期間は3年となっています。


履修範囲の広いHonours Degreeの取得では4年を要し、一定の条件を満たす学生は、直接2年次または3年次に編入することも可能です。


日本からの入学条件


英国の学士号課程に入学するために必要な資格は、大学や履修コースによってそれぞれ異なります。英国で学んだ学生に対する各コースへの入学資格は、GCE-Aレベル(General Certificate of Education Advanced Level)とスコティッシュ・ハイヤー(Scottish Higher)のグレードで表され、さらにその上に専門科目に関する条件が規定されている場合もあります。


日本で学んだ学生が直接英国の学士号課程(3年)に出願する場合、以下が目安になります。


  • 大学をすでに卒業している場合
  • 大学に1~2年間在学している場合
  • 短大を卒業している場合

日本の高校を卒業後、大学進学準備コース(アクセスコースまたはファウンデーションコース)を経て入学することになります。


この大学進学予備コースとは、日本の高校卒業資格と、学士号課程に入学するために必要な資格とのギャップを埋めるための準備コースで、通常は1年間で修了します。このコースは学士号課程への入学を希望する大学やカレッジで履修したり、英国に数多くある専門学校、チュートリアルカレッジ、英語学校で履修することもできます。


オーストラリアの教育制度

Higher Education in Australia


Aussie-imageオーストラリアの大学は「教育大国」として世界で評価されています。世界大学ランキングのベスト100位内に、12校(全39校)の大学がランクインしています。また多文化主義に沿い国際教育にも力を入れており、留学生の受け入れにも積極的です。


オーストラリアの教育制度は、歴史的な背景からイギリスに共通する部分が多いのですが、大学のほかにも私立専門学校など実践的な専門教育機関も発展しています。大学進学の際には、各州で実施している統一試験の結果が必要になります。


オーストラリアの大学進学


オーストラリアの高等教育は、連邦政府と州政府、オーストラリア大学管理理事会によって厳しく管理されています。そのため教育水準の高さと研究活動は世界的に高く評価されています。


オーストラリアには大学が39校あり、2校の私立を除きあとはすべて国公立です。グローバルな環境の中、全世界の大学約4,500校と協定を結び、姉妹校提携や世界各地の学生および教職員の交換プログラムも実施しています。


学期は、通常2学期制で2月下旬から3月上旬が入学時期となり、1学年は11月に修了します。オーストラリアの大学では1年目からすぐに専門科目を履修するため、日本の高校を卒業後留学する場合は、ファウンデーションコースを経て進学するのが一般的です。


また、毎年16万人以上の留学生が優秀な教授陣のもとで、ハイレベルな学問の追究に励んでいます。さらに世界各国の高等教育機関との提携を通し、さまざまな海外プログラムが実施されており、国外にあるキャンパスや通信教育で学ぶ学生も7万人を超えています。


総合大学


オーストラリアの教育システムでは、日本の大学1年で履修する一般教養課程の部分を、高校の最終学年までに済ませ、卒業の時点ですでに大学の専門分野に備えた基礎カリキュラムを修了していることが前提になっています。


大学では、1年目から直接専門科目を履修しますが、そこで大学進学準備(Foundation)プログラムでは、入学を希望する留学生に対して希望する専攻分野に関連する科目のガイダンスや、授業で使用される専門用語、ディスカッションや研究分析の方法、レポートの書き方など、必要な学習スキルのトレーニングを行います。


大学では、日本の4年制に相当する学士課程のほか、実践的な専門スキルを追及するディプロマやアドバンスディプロマなどの資格コースも実施されています。また、学士号に準ずる2年間の準学士では、特定の専門分野もしくは複数の専門分野につながる基礎概念や主要理論を学び、修了後は学士課程に編入も可能です。もちろんそのまま就職もできます。


学士号は通常3年で取得できますが、期間は大学やコースによって異なり、とくに医学、建築学、工学などの理系のコースでは4~6年と長くなる傾向があります。


実践大学


従来カレッジと呼ばれていた大学で、主に職業に直結する専門機関として、伝統的な総合大学とは異なる分野の実践教育を行っています。


取得できる資格としては、学士号(BA)以外にDiplomaコースもあり2~3年で取得することができます。とくに2年間で終了するAssociate Diplomaでは、コンピューター、秘書、デザイン、写真などの実技を伴うコースが数多く設置されています。ただし、学士号かDiplomaコースかは入学時に決定しなければなりません。


開講時期


ほとんどの大学が2月末から11月末までの2学期制ですが、3学期制や12月から2月までの夏休み期間にサマースクール制を取り入れているところもあります。


2学期制の場合、1学期は2月末から6月末まで、2学期は7月末から11月末までとなり、学年度の初めにコースの履修登録をし、各学期末に試験期間があります。また、特定のコースや大学によっては単位や条件を満たす場合、各学期ごとに入学を認めているところもあります。


出願締切は、一般的に1学期から入学する場合は前年の10月、2学期からの場合は4月となっています。


TAFE

Technical And Further Education


TAFEは、現在232校ある公立の専門学校で、社会に出て即戦力となる職業訓練の教育を行っており、主に日本の私立の専門学校にあたります。コースは、1~2年間でCertificate(修了証)を取得できるほか、中にはDiplomaや,Associate Diplomaを取得できたり、一部BA(学士号)を与える学校もあります。


一般的に、オーストラリアでは高校前期(義務教育の終了時期)を終了した後に、多くの学生がこのTAFEに入学しており、進学率は全進学希望者の約70%にもなるほどの人気です。


ニュージーランドの教育制度

Higher Education in New Zealand


ニュージーランドの教育はイギリスの制度をベースに策定され、国によって管轄されているため教育水準が一定に保たれています。大学への進学には、NCEA(National Certificate of Educational Achievement)という制度が導入され、Level 3の取得が必要です。総合大学はすべて国立で、各大学が専門分野を持っているのが特徴です。


ニュージーランドの大学進学


ニュージーランドの8つの総合大学はすべて国立大学です。入学条件は厳しいですが、そのぶん高いレベルの教育が期待できます。一部大学を除き学期は2学期制で、2月下旬から2月上旬が入学時期となり、1学年は11月に修了します。学部課程は3年の履修期間で学士号が与えられます。


日本の高校を卒業後留学する場合は、ファウンデーションコースを経て進学するのが一般的です。