日本と同じ島国であるイギリス。アメリカ人やヨーロッパ人と比べ、少しシャイで誇り高い人々が多いこの国は日本と共通する部分があり、留学先としてはとても親しみやすい国です。
イギリスは1つの国ではなく、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国から形成されており、それぞれが独自の文化や特徴、美しさを持っています。また、ヨーロッパ諸国へのアクセスも簡単なため、留学中にできる経験は未知数と言っても過言ではありません。
イギリスのもう一つの特徴としては、多民族国家による、その国際性です。イギリス国民の中にはゲルマン系、アイルランド人、スコットランド人、インド系、アフリカ系と様々な背景を持つ国民が多数います。
また、昨今、毎年約50万人の移民が世界中からイギリスに集まり、イギリス国内でも多様な文化や風習を垣間見ることができる、とても興味深い国です。
食事
おそらくイギリスの代表料理として一般的に知られているのは、フィッシュ&チップスだと思われますが、実際は、中華、インド料理、タイ料理、アフリカ料理など様々な料理を楽しむことができ、食を通してインターナショナルな環境を楽しむことができます。
また、イギリスと言えば、お酒を飲む場所として「パブ」が有名ですが、実際はイギリスでは昼間から営業し、ブランチやランチを提供しているところも少なくありません。また、子供向けの料理を提供しているところもあり、家族でご飯を食べに行く場所としても人気です。
もともと「パブ」はPublic Houseの略称で、その名の通り、人々が一日中集う場所として慕われています。
住環境
イギリスって何かどんよりしているイメージが・・・。正解です。但し、それは天気の話。小雨がぱらぱら降る日が多いイギリスですが、そのどんよりした雰囲気を払拭するかのように、イギリスにいる人々は様々なエンターテイメントやアクティビティを楽しむ術を心得ているように見えます。実際、学校のキャンパス内には学生の集う場所Student Unionと呼ばれる場所で、映画上映会やパーティーを年中開催しています。
イギリスのご家庭でも、天気が良ければバーベキューや野外パーティーなどを開いており、ホームステイされる学生は一緒に参加して交友を深めることができます。
また、移動がし易い点もイギリスの特徴の一つです。アメリカなど大国に比べ、全体的にこじんまりしており、市内なら徒歩で移動できます。鉄道やバスの交通機関も発達しているため、都市内の繁華街や他の都市、小さな町へのアクセスも断然便利です。ロンドン市内には地下鉄が張り巡らされ、マンチェスターにはトラム(路面電車)が走っています。
そして、何よりヨーロッパが近い。パリへはロンドンからユーロスター1本で入れますし、価格重視ならコーチ(リムジンバス)でフェリーに乗って、ヨーロッパ大陸に入ることもできます。
レクリエーション
イギリスと言えば・・・の後に続くものはたくさんあります。スポーツなら、やはりサッカー。イングランド・プレミアリーグは世界中から注目されていますが、イギリス内でも国民的娯楽の一つで、大いに盛り上がります。試合があれば、大勢の人が近所のパブに集まり、子供から大人まで皆、大声を上げてチームの応援をします。
音楽やダンスの文化も、ロンドンやその他大都市を中心に栄えており、世界から一目置かれています。ビートルズは言うまでもありませんが、ミュージシャンのエリック・クラプトン、最近ではシンガーソングライターのレオナ・ルイスも日本で人気を上げています。イギリス国内では、たくさんの音楽フェスティバルが開催されており、外国からも参加者が集うほどです。
また、シェイクスピアを生んだ国ならではの演劇文化の深さをイギリスで実感することができます。ロンドン市内にあるウェストエンドは、劇場街として知られ、大きいものから小さいものまで数多い劇場があり、イギリス人の演劇への情熱を見て取ることができます。有名俳優も多く出演しているため、小さい劇場だと彼らを間近で見るチャンスにも恵まれます。