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全セクションの得点力を最大限に引き上げる50項目

TOEFL iBTテストには文法の知識について問われる「文法セクション」はありません。しかし、4つのセクションを通して文を理解する(Reading/Listening)力、文を作る(Speaking/Writing)力が試されます。ですからiBTで良い結果を得るためには確固たる文法の力が不可欠です。本書は、iBTの全セクションにおいて欠かせない50項目を厳選し、英文をより正確に理解した上で、実践的に表現する(話す・書く)レベルまで到達することを目標にしました。比較的短い期間で必要な知識を無理なく学習できるコンパクトな1冊です。

うっかりミスが起こりやすい例を取り上げて解説

間違いやすい代表的な例を中心に、各文法項目の重要ポイントを解説します。取り上げる例文はiBTの各セクションで役立つ表現が中心ですので、書いたり声に出したりして覚えてしまうことをお勧めします。単語を入れ換えて自分のオリジナル文を作ってみるのもよいでしょう。

段階的に力がつく演習問題

演習問題は「演習1」「演習2」の2段階です。問題形式はさまざまですが、概ね「演習1」は文法知識の確認、「演習2」は自ら英文を発信することを意識した問題となっています。「演習2」では単語を入れ換えたり、長めの表現を埋めて英文を作ったりする問題にも取り組みます。

別冊「暗唱用例文集」(iBTのためのワンポイント付き)

別冊「暗唱用例文集」には、演習問題の英文と和文がリストされています。問題を解き、解説を読んで理解を深めたら、さらに英文を徹底的に読み、聞き、音読・暗唱することによって文法と表現に習熟します。お勧めの学習手順は以下の通りです。

Step 1. 英文を確認
Step 2. 音声を聞く
Step 3. 音読とリピート
Step 4. リード & ルックアップ
Step 5. 和文をヒントに英文を発信

練習するときは、iBTテストで実際に使うことを意識しましょう。各英文の下には、表現を活用するための「ワンポイント」情報が記されていますので参考にしてください。

ダウンロード音声は3つの学習モード

別冊「暗唱用例文集」を効果的に使っていただくために3種類の音声を用意しました。音声①はリスニング用[英文のみ]、音声②はリピート用[英文→ポーズ→英文→ポーズ→英文→ポーズ]、音声③は日英練習用[日本語文→ポーズ→英文→ポーズ→英文]となっています。

本書の構成

第1章 基本的な文を作る
 1-1 名詞と冠詞
 1-2 前置詞
 1-3 形容詞と副詞
 1-4 動詞と文
 1-5 時制
 1-6 助動詞
 1-7 疑問詞
 1-8 to不定詞と-ing形

第2章 文を使って豊かに表現する
 2-1 比較
 2-2 仮定法
 2-3 接続表現
 2-4 受動態
 2-5 関係詞
 2-6 否定
 2-7 倒置・省略・強調・挿入


[ 著者紹介 ]
小倉 雅明(おぐら・まさあき)
和歌山県出身。大阪市立大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修士課程修了。同大学院博士課程。専門は辞書学。学習院女子大学、東京医療保健大学、成蹊高校での非常勤講師を経て大阪大谷大学専任講師。著書に『自然な英語を話すための日常英単語1200』『合格への集中対策TEAP予想問題』『TOEICテスト英単語Core Core 1200』(ともにテイエス企画/共著)、『比較文化論叢―異文化の懸け橋』(英光社/共著)。TOEFL iBT114点、TOEIC990(満点)、英検1級
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