日常生活に必須の2000語を「通じる発音」で覚える
本書は単なる単語集ではなく単語の「教科書」です。一般の単語集と同様に単語とその例文を収録してはいますが、すべてを英語の「音とリズム」という視点から構成するというアプローチをとっています。「話す」「聞く」機会の多い基本的な単語だからこそ、「通じる」「聞こえる」という面から単語力を再構築することに大きな意義があります。
全単語にカナ発音つき。通じる発音が一目でわかる
「こう発音すればいいはずだ」「こう聞こえるはずだ」という思い込みが英語力向上の最大の障壁です。「話す」「聞く」機会の多い日常的な単語こそ、正しい発音・アクセントでマスターしましょう。独自のカナ・英文字併用発音表記を採用。日本語に近く日本人が出しやすい音はカタカナで、英語にしかない音は英字で表記しました。
全単語にリズム表記つき。通じるポイントはリズムにあり
音声イメージを整えるには同じ単語のリズム(音節パターン)ごとに単語をまとめて練習することが効果的です。1音節語から始めて5音節語まで系統立てて一気にマスターします。
全例文にリズム表記つき。英語らしさが身につく
文もリズムが肝心です。単語にアクセントがあるように、文にもアクセント(文ストレス)があり、発話に適切な強弱をつけることが、英語らしい英語音声を生み出すには欠かせません。例文の音声をリズム面から「見える化」しました。
本書の構成
序章 英単語学習10のポイント
効果的な単語学習をするために押さえておきたい重要ポイントを解説します。
●存在しない単語を覚えないこと
●アクセントの位置が大切
●子音の発音では「四角四面」であることが大切
●母音の発音では柔軟性が大切
●音節の大切さ
●実は発音はアクセントに支配されている
など
第1章 英単語の発音 強化のポイント36
英単語の全重要発音を、それぞれ3つの単語を例に解説します。これをマスターすれば基礎はできたと言えますので、あとは単語を増やしていくだけです。
●シじゃないスィ
●チじゃないティ・ツじゃないトゥ
●rの音の基本
●母音にはさまれたr
●lの音の基本
●母音にはさまれたl
●ちょっと「暗い」l
●澄んだthの音
●濁ったthの音
●fの音の基本
●vの音の基本
●語末のnは「ン」じゃない
●子音連結の中のl
●子音連結の中のr
●アの種類を増やす
●アーの種類を増やす
●オウとオーを区別する
●語尾などの「ヂ」をきちんと
●ズとヅの区別をつける
●長いイーと短いイは音が違う
●長いウーと短いウは長さの違いじゃない
●「長い」母音の長さの違い
●「閉鎖音」が連続するとき
●飲み込まれるtとd
●キレッキレッのp・t・k
●語頭・語中のw
●語頭のy
●音節パターン
第2章 通じる発音でマスターする英単語450
第1章に対応した実践編[その1]です。第1章で学んだ発音強化のポイントごとに単語力を増強していきます
第3章 リズムでマスターする英単語1200
第1章と対応した実践編[その2]です。個々の音とともに重要なのがリズムです。第1章で学んだ「音節パターン」ごとに単語力を増強していきます。
●音節パターン?[O型]
●音節パターン?[Oo型]
●音節パターン?[oO型]
●音節パターン?[oOo型]
●音節パターン?[Ooo型]
●音節パターン?[Oooo型]
●音節パターン?[oOoo型]
●音節パターン?[oOooo型]
第4章 その他の重要ポイントでマスターする英単語300
存在に気づいてはいるけれど意識して学習する機会がない、でも重要な3つのテーマごとに単語力を増強していきます。
●第2アクセントを含む語
●つづりは同じでも複数の発音やアクセントがある語
●黙字を含む語
第5章 必修句動詞170
厳選した170の句動詞を学習します。句動詞は比較的基本的な動詞と前置詞あるいは副詞で成り立っているフレーズです。口語表現として非常に頻繁に使用され、コミュニケーションにはとても重要で役に立ちます。
句動詞の学習にあたっては、機械的に丸暗記するのではなく、構成要素である動詞と前置詞あるいは副詞の基本的な意味・イメージの「足し算」として考えます。
Column
●アブクド読みの勧め
●あいまい母音「シュワ」の大切さ
●語彙の「広さ」と「深さ」そして「速さ」とは?
●閉鎖音が聞こえるとき、聞こえないとき
●すべてのRが重要ではなく、すべてのLが重要でもない
●Do you want to speak Engrish?
●複合語はとにかく最初を強く
●tの発音には5種類ある!
●アメリカ発音とイギリス発音
●英語はストレスリズム言語である
効果的な単語学習をするために押さえておきたい重要ポイントを解説します。
●存在しない単語を覚えないこと
●アクセントの位置が大切
●子音の発音では「四角四面」であることが大切
●母音の発音では柔軟性が大切
●音節の大切さ
●実は発音はアクセントに支配されている
など
第1章 英単語の発音 強化のポイント36
英単語の全重要発音を、それぞれ3つの単語を例に解説します。これをマスターすれば基礎はできたと言えますので、あとは単語を増やしていくだけです。
●シじゃないスィ
●チじゃないティ・ツじゃないトゥ
●rの音の基本
●母音にはさまれたr
●lの音の基本
●母音にはさまれたl
●ちょっと「暗い」l
●澄んだthの音
●濁ったthの音
●fの音の基本
●vの音の基本
●語末のnは「ン」じゃない
●子音連結の中のl
●子音連結の中のr
●アの種類を増やす
●アーの種類を増やす
●オウとオーを区別する
●語尾などの「ヂ」をきちんと
●ズとヅの区別をつける
●長いイーと短いイは音が違う
●長いウーと短いウは長さの違いじゃない
●「長い」母音の長さの違い
●「閉鎖音」が連続するとき
●飲み込まれるtとd
●キレッキレッのp・t・k
●語頭・語中のw
●語頭のy
●音節パターン
第2章 通じる発音でマスターする英単語450
第1章に対応した実践編[その1]です。第1章で学んだ発音強化のポイントごとに単語力を増強していきます
第3章 リズムでマスターする英単語1200
第1章と対応した実践編[その2]です。個々の音とともに重要なのがリズムです。第1章で学んだ「音節パターン」ごとに単語力を増強していきます。
●音節パターン?[O型]
●音節パターン?[Oo型]
●音節パターン?[oO型]
●音節パターン?[oOo型]
●音節パターン?[Ooo型]
●音節パターン?[Oooo型]
●音節パターン?[oOoo型]
●音節パターン?[oOooo型]
第4章 その他の重要ポイントでマスターする英単語300
存在に気づいてはいるけれど意識して学習する機会がない、でも重要な3つのテーマごとに単語力を増強していきます。
●第2アクセントを含む語
●つづりは同じでも複数の発音やアクセントがある語
●黙字を含む語
第5章 必修句動詞170
厳選した170の句動詞を学習します。句動詞は比較的基本的な動詞と前置詞あるいは副詞で成り立っているフレーズです。口語表現として非常に頻繁に使用され、コミュニケーションにはとても重要で役に立ちます。
句動詞の学習にあたっては、機械的に丸暗記するのではなく、構成要素である動詞と前置詞あるいは副詞の基本的な意味・イメージの「足し算」として考えます。
Column
●アブクド読みの勧め
●あいまい母音「シュワ」の大切さ
●語彙の「広さ」と「深さ」そして「速さ」とは?
●閉鎖音が聞こえるとき、聞こえないとき
●すべてのRが重要ではなく、すべてのLが重要でもない
●Do you want to speak Engrish?
●複合語はとにかく最初を強く
●tの発音には5種類ある!
●アメリカ発音とイギリス発音
●英語はストレスリズム言語である
[ 著者紹介 ]
靜 哲人(しずか・てつひと)
1960年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。コロンビア大学ティーチャーズカレッジより英語教授法の修士号(MA in TESOL)、レディング大学より博士号(Ph.D.)取得。関西大学教授、埼玉大学教授を経て、現在大東文化大学外国語学部教授。専門は英語授業実践学、特に発音指導法。英語の先生向けの実践的トレーニング研修・講演会・ワークショップの経験が豊富。『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの聞き方がいちばんよくわかるリスニングの教科書』(テイエス企画)、『英語授業の心・技・体』『英語授業の大技・小技』(研究社)、『絶対発音力』(ジャパンタイムズ)、『ENGLISHあいうえお』(文藝春秋)、『英語テスト作成の達人マニュアル』(大修館書店)など、英語の授業方法関係、発音指導方法関係の著書・論文多数。