ICU特別入学選考(ICU Special Admissions)は、書類選考と面接による入試となります。
一般入試と異なり、人物本位での選考となりますので、しっかりとしたビジョンを持って望むことが重要となります。
書類出願での選考となります。出願書類は、願書、調査書、推薦状2通、エッセイ&自己活動歴&自己分析、これに加えて英語の能力を証明する書類が必要となります。
ICU特別入学選考の提出書類は種類が多く、どれも慎重に作成する必要がありますが、とくに1,500字のエッセイと自己活動歴&自己分析が重要です。
エッセイの課題は、例年「初対面の人(複数)に、自分の特長を深く、かつ正確に知ってもらおうとするとき、あなたは自分の経験をどのように伝えますか」というものですが、「初対面」と「特長」という部分がポイントです。
会ったことがない人(入試担当の大学の先生はまさにそうです)が、あなたのことを具体的にイメージできるような文章表現力と、大学の先生が「入学させたい」と思うような「経験」が必要になります。ただし「経験」と言っても特殊なものではなく、一つのことに長期間集中して取り組んだことや「経験」を通して自分が成長できたことを書けばいいのです。
あまりアピールしようと必死にならず、素直に共感してもらえる書類作成を目指しましょう。また、自己活動歴&自己分析ではリーダーシップが問われます。高校時代は積極的に活動をするとともに、集団の中でリーダシップを取れるよう意識していくことが重要です。
基礎力養成期◆高1~高2 | 応用力養成期◆高3 | 入試直前期◆高3夏期 |
|
|
|
Q: ICUのAO入試に挑戦した理由を聞かせてください。
A: 成城大学の内部推薦をすでに取れていたのですが「チャンスがあるなら挑戦したい」という気持ちで受験を決めました。とくにAO入試では学力だけでなく、ディスカッション能力や、自分がいままで頑張ってきたチアダンスやボランティア活動も評価してもらえるという点で私に向いていたと思います。トフルゼミナールに来る前はただ漠然と別の大学を考えていましたが、スタッフの方からたくさんの情報をいただき、ICUを第一志望に決めることができました。
Q: エッセイやグループディスカッションの対策について。
A: イギリス留学から帰国したのが6月末だったので、対策にかけられた期間はほんの2カ月だけでした。すぐに「人間力養成講座」を受講しエッセイの準備を始めました。最初は何を書いていいのかまったくわかりませんでしたが、先生は親身になって一緒に構成を考え、私の意見や書きたいことを尊重してくれました。また、授業ではクラスメイトの前で自分のエッセイを発表する形式なので、周りの友達がどのように考えているかがわかるだけでなく、人に話すことで自分の考えがいかに曖昧であるかということにも気がつきました。おかげで自分でも納得のいくエッセイを提出ることができ、第一関門である書類審査を通過することができました。
面接対策では、直前期にやった「グループディスカッション」の授業が大きかったです。ここでは、ICUの書類審査を通ったトフル生のみを集めて本番形式でディスカッションするものでした。ICUの面接では、自分の意見を1分間にまとめて話さなくてはいけないので、資料を読み取って自分の意見をまとめる力や、1分間でわかりやすく伝える力が必要です。
Q: 合格の決め手は何だと思いますか。
A: トフルゼミナールの先生に添削して頂いたエッセイだと思います。ICUのAO入試は、まずは書類審査がとても大切なので、しっかりと考え、計画性を持って書くことが大事だと思います。
私は引継ぎのため、卒業後まで部活動をやっていました。そのため、ほぼ受験勉強ゼロの状態から浪人スタートを切ったのですが、何としてもICUに入りたかった私は、一般受験と平行して人間力養成講座を受講し、AO入試も目指しました。
この講座では、時事問題を考え、志望動機を深め、互いにスピーチしあい、思考力・発信力を鍛えました。人間力養成講座の特徴は何といっても、とことん課題と向き合った分、しっかり力がつけられるということです。
私の場合、自分が学びたい分野であった「少年兵」の本をとにかく読み込み、自分なりに要約・評価し、自身の考えを文章にして毎回見てもらい、アドバイスや課題を頂いて再び調べ、考えました。また、夏のICU-AO対策講座では、先生の添削を受け、論理的に考えを伝える力を鍛えることで、万全にICU-AO入試に臨めました。
合格までに一番大切なことは、志望動機を深めることですが、その土台を作ってくれたトフルゼミナールは強い存在でした。
小さい頃から習っているバレエを続けながら、私は学校の勉強を一生懸命頑張り、皆勤もしてきました。しかし、受験勉強を全くしていなかった上に9月末にバレエの発表会を控えていたので、このままバレエと勉強の両立をして受験に間に合うのかとても心配でした。
そんな不安を抱えていた高3の春にトフルゼミナールと出会いました。トフルのAO・推薦コースは、私の入試に向けたキラキラ輝く道を切り開いてくれたのです。
先生は何度も何度もエッセイなどを添削してくださいました。スタッフの方々は本当の家族のように優しく支えてくださいました。チューターの皆さんはたくさんの心強いアドバイスをくださいました。本当にありがとうございました。一言では言い表すことができないほど感謝の気持ちでいっぱいです。
トフルゼミナールの皆さんの温かいサポートによって合格することができた私はとても幸せです。
私は高三の春にICUのAO入試を受験しようと決心したものの、始めのうちは何も情報がなく、一次審査の書類をどのように書けばよいのかも分からずに戸惑っていました。
自分自身の将来のことやそれに関連する時事問題など、書きたいテーマは自分なりに持っているものの、文章にするとどうしても表面的なものになってしまいました。しかしそんな中、トフルの先生との数回にわたる個別レッスンを通して推敲を重ね、内容を深めていくことによって、本来の自分の書くべきことが鮮明に見えてくるようになりました。
先生のアドバイスは、答えを押し付けるのではなく、私自身の考えをどんどん引き出してくれるものだったので、自分自身と深く向き合うことができ、それは結果的に面接での主張や自己アピールにも繋がっていきました。
面接の対策は、とにかく少しでも多くの本やニュースに触れ、自分なりの意見を普段から考えておくことに尽きると思います。これは短期間でどうなるものでもないので、私は夏休み頃から時事問題に目を向けるようにしていました。
もちろん自分なりの意見も大切ですが、多くの知識を持っていて損はないと思います。私の場合は途上国の飢餓問題に興味があるため、その知識を活かせるように、グラフなどを見るとまず先進国と途上国を比べるようにしていました。
面接中は緊張して質問を聞き逃したり、的外れな答えを言ってしまったりすることもあるかもしれないけど、自信を持ってはっきりと主張すれば、その姿勢は絶対に評価の対象になります。「最後まであきらめずに積極的であること」、これが面接で一番大切なことだと思います。
ICUの面接はとても和んだ雰囲気で、面接官の先生も私達をじっくり評価してくれているという印象を受けました。また他の受験生達と友達になったり、先輩や学部長と話ができたりと本当にフレンドリーな人ばかりで、その型にはまらない大学の雰囲気に直に触れて、改めてICUに入りたいと強く感じました。
トフルの先生やスタッフの人々の支えがなければ、きっと合格することができなかったと思います。また、トフルでの書類添削や面接の練習などはAOの合格だけでなく、私自身を見つめ直す貴重な機会にもなりました。本当にありがとうございました。