パーソンズ美術大学 ファインアーツ専攻
トップスクール編入プログラムで 憧れのパーソンズに入学
私は18歳のときにボストン郊外のディーンカレッジに入学、2年間のプログラムを卒業し、ニューヨークのマンハッタンにあるパーソンズ美術大学に編入しました。ここは世界で3本の指に入るデザイン大学で、難関だと聞いていたので編入試験に合格するか不安でしたが、アドバイザーの助けもあり無事に合格することができました。現在はファインアーツを専攻している2年生です。
いまはニューヨークの生活にも慣れ、忙しいですが楽しい毎日を過ごしています。授業は6つとっています。そのうち4つが美術作品を作る授業で、毎週作品の提出があるので週末も学校に行って制作に取り組んでいます。
時間があるときは友達と食事をしたり、コンサートに行ったり、買い物をしたりでとても充実しています。アメリカの中でも、ニューヨークはとりわけ文化が充実している場所なので、例えばミュージカルを見に行ったり、美術館に行ったりなど、プランを立てるのがとても楽しく、一生かかっても終わらないほどのエンターテインメントがあります。
アメリカに留学して私の人生は大きく変わりました。日本にいるときは、自分はどこの学校に行って将来は何をしたいのか、ということをよく考えていましたが、現在は、将来自分はどこの国に住みたいのか、何をしたら自分が一番幸せに暮らせるのか、ということを考えるようになりました。日本では周りに押しつぶされているような気分でしたが、いまでは地球の上を悠々と歩いているような気分がします。
留学して変わった生き方・考え方
もう一つ留学してから考えるようになったこと、それは日本人としての誇りについてです。確かにアメリカ人より背は低いかもしれないけれど、日本人なりの行き届いた気配りや、思いやり、繊細な優しさなど、日本人ならではの素質の大切さに気づきました。そして、それを活かして生きていきたいと思うようになりました。海外でハンデのある自分だからこそ、何をしたら外国人に勝てると考えた結果です。これは日本に帰っても活かせる考え方だと思います。
日本とはまったく違う環境で過ごしたからこそ、このような大きくて自分を尊重した考え方が身についたのだと思います。これからもこの素晴らしい環境で、いろいろなことを吸収し楽しい人生を歩んでいきたいと思います。
カリフォルニア大学 サンタバーバラ校 社会学専攻
将来はPh.Dまで目指したい
アメリカに留学しようと思った理由は、大学という場所はいままで学んで来た知識や経験をコンプリートする場であると思っていたため、世界に認められた大学が多数あるアメリカへ行くということでした。また自分の性格上、日本の大学に進学してしまうとどうしても楽な方へ流れてしまうため、もっと厳しい場所で自分を鍛えたかったのも事実です。
私は2年制のカレッジからトップ校に編入していくコースに参加しました。しかしながら、カレッジ生活が始まると苦労の連続だったように思います。友達やカウンセラーの方々がいたとはいえ、クラスでいい成績を取るかどうかは自分の努力次第だったので、精神的に強くなければならないときもありました。親元を離れていることも影響したと思います。
確固たる決意が成功につながる
留学を通して気づいたことは自分の決意が重要であることです。正直、アメリカに留学して楽しもうと思えばいくらでも楽しめます。親元を離れているのでなおさら自由がききますし、現に留学している日本人学生で遊んでばかりいる人は多いようです。そんな中で、いかに危機感をもって、確固たる決意の元で自分の道を突き進むのはなかなか大変です。
また思った以上にアメリカ生活はつらくて、何にしてもルーズですし、ストレスが溜まることがいっぱいです。繰り返しますが、留学生活を楽しもうと思えばいくらでもできると思います。ただそれがだいたいの場合、成績の低迷にもつながっている人を多々みかけました。自分という物を強く持っている人はしっかり成績をとり、望みどおりの大学へ編入しています。中途半端に憧れているだけ、楽しそう、日本の大学へ行きたくないため逃げている方が、もしいるならもう一度留学することを考え直した方がいいと思います。
留学生活は甘くはありません。かかるお金も相当です。生活費もバカになりません。しかし、しっかり自分を持ちやりたいことと危機感を持ってやって行ける人には、その努力相応のものが帰ってくる場所だと思います。将来的にはできれば、Ph.D(博士号)をとり教授になれたらと思っています。