日本でも人気の高い教養学部。幅広い分野を学びながら自分の興味を深めていく「リベラルアーツ教育」です。

アメリカではこのリベラルアーツ教育が歴史的にも根付いており、リベラルアーツカレッジという高等教育機関が存在します。

そこではリベラルアーツ教育をさらに発展させた形で提供しています。4年間を通じて、多様な分野に触れながら専門性も同時に高めることができ、学生の可能性を最大限に引き出す環境が整っています。

リベラルアーツカレッジの最大の魅力は、その柔軟なカリキュラムにあります。1年生の時点でまだやりたいことが決まっていなくても心配はいりません。

文学、哲学、心理学、経済学、コンピューターサイエンス、芸術など、多岐にわたる分野を自由に選びながら、興味のある分野をじっくり探求していくことができます。

リベラルアーツカレッジでは4年間を通して幅広い学問領域と専門分野を横断的に学ぶことが可能です。たとえば、「国際関係学と経済学」、「心理学と教育学」というように、異なる分野を自分の興味や将来のキャリアに向けて組み合わせることも可能です。

その結果、単なる「知識」ではなく、どんな問題にも対応できる思考力と柔軟性が自然と身につきます。

また、リベラルアーツカレッジの授業は少人数制が基本です。1クラスの平均人数は20名程度で、教授との距離も非常に近く、双方向的な対話が授業の中心となります。

わからないことをその場で質問し、深い議論を通じて新たな視点を得る経験は、大規模講義では味わえないものです。

このように「学生一人ひとりに寄り添った教育」を重視するスタイルがリベラルアーツカレッジの特徴です。

現代の企業が求める批判的思考力、創造力、問題解決能力、コミュニケーション力など、あらゆる分野で必要とされるスキルが自然と養われます。

転職が当たり前になっている昨今。生涯で複数の業種を経験するということもますます増えていくでしょう。学業分野、業界を横断した知識やスキルは、将来のキャリア形成にも役立ち、多くの企業が求めている人材像です。

そのため、卒業生はビジネス、国際関係、テクノロジー、アート、教育など多岐にわたる業界で活躍しています。